[010] 特殊な装備オプション

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「底力とか、マルチスケイルとか、そういう装備があってもいいよね」

 そういう人にオススメな、HP残量に応じて特殊な効果を発揮するような装備・状態を作る事ができるスクリプトです。

※「コア機能スクリプト」が必須です。



<仕様>

●残りHPが特定の区間(%で指定)にある場合、特殊な効果を発揮します。
 また、敵を倒した瞬間にも、特殊な効果を発揮します。

●詳しいことはスクリプト冒頭に全て記入しましたので、そちらを参照してください。



<使用できる書式>

「装備」「ステート」「スキル」のメモ欄に以下のタグを記入することで、効果を付加します。
 本スクリプトのタグは、全て「装備」「ステート」への記入に対応しています。また、コア機能スクリプトの「パッシブスキル」に対応しています。
 一部の機能は、使用したスキルにこのタグが書かれていれば、それを読み込みます。

  ◆装備…そのアイテムを装備している限り有効です。
  ◆ステート…そのステートに掛かっている限り有効です。
  ◆スキル…パッシブスキルのメモ欄に書かれていれば、有効です。

\d_opt[XXX,a,b,n]
 残りHPが a(%)〜b(%) の範囲にある時、XXXで指定した効果を発揮します。
 なお、これらの効果が重複する場合、全て掛け算で処理されます。+20%が二つなら最終的な効果は+44%。

\d_opt[power,a,b,n]
 XXX = power のモードです。
 残りHPが対応の範囲にある時、攻撃で与えるダメージが n % 増加します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[power,70,100,+20] … 残りHP 70〜100%の時 与ダメージ+20%
◆例:\d_opt[power,0,30,-20] … 残りHP 0〜30%の時 与ダメージ-20%

\d_opt[shield,a,b,n]
 XXX = shield のモードです。
 残りHPが対応の範囲にある時、攻撃で受けるダメージが n % 減少します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[shield,70,100,+20] … 残りHP 70〜100%の時 被ダメージ-20%
◆例:\d_opt[shield,0,30,-20] … 残りHP 0〜30%の時 被ダメージ+20%
 

\d_opt[absorb,a,b,n]
 XXX = absorb のモードです。
 残りHPが対応の範囲にある時、攻撃で与えたダメージの n % を回復します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[absorb,70,100,-20] … 残りHP 70〜100%の時 与ダメージの20%を受ける
◆例:\d_opt[absorb,0,30,+20] … 残りHP 0〜30%の時 与ダメージの20%を回復

\d_opt[recover,a,b,n]
 XXX = recover のモードです。
 残りHPが対応の範囲にある時、受ける回復量が n % 増加します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[recover,70,100,+20] … 残りHP 70〜100%の時 回復量+20%
◆例:\d_opt[recover,0,30,-20] … 残りHP 0〜30%の時 回復量-20%

\d_opt[spike,a,b,n]
 XXX = spike のモードです。
 残りHPが対応の範囲にある時、被ダメージの n % を攻撃者に与えます。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
 なお、このタグで反射するダメージ等は、「power」「shield」の影響を受けます
◆例:\d_opt[spike,70,100,+20] … 残りHP 70〜100%の時 被ダメージの20%を相手にも与える
◆例:\d_opt[spike,0,30,-20] … 残りHP 0〜30%の時 被ダメージの20%だけ攻撃者を回復させる

\d_opt[state,a,b,n]
 XXX = state のモードです。
 残りHPが対応の範囲外から範囲内に突入した時、ステートID n番のステートについて、以下の効果を与えます。
 1) nが正の数 … そのステートを付与。
 2) nが負の数 … そのステートを解除。

 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[state,70,100,9] … 残りHP 70〜100%になった時 9番のステートを得る
◆例:\d_opt[state,1,30,-2] … 残りHP 1〜30%になった時 2番のステートを解除
 ※この効果で「戦闘不能」に該当する1番のステートを解除することについては対応しません。

\d_opt[cri,a,b,n]
 XXX = cri のモードです。アクター専用。
 残りHPが対応の範囲にある時、通常攻撃のクリティカル発生率を+ n % します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[cri,70,100,+6] … 残りHP 70〜100%の時 クリティカル発生率+6%
◆例:\d_opt[cri,0,30,-6] … 残りHP 0〜30%の時 クリティカル発生率-6%
 なお、デフォルトのクリティカル発生率は、何も補正がなければ4%とのことです。

\d_opt[eva,a,b,n]
 XXX = eva のモードです。アクター専用。
 残りHPが対応の範囲にある時、物理回避率を+ n % します。
 使用したスキルのメモ欄にこのタグが記入されていれば、それも適用します。
◆例:\d_opt[eva,70,100,+20] … 残りHP 70〜100%の時 物理攻撃の回避率+20%
◆例:\d_opt[eva,0,30,-20] … 残りHP 0〜30%の時 物理攻撃の回避率-20%


\b_opt[ZZZ,n]
 敵を自分の攻撃で戦闘不能状態にした時、特殊な効果を発動するためのタグです。
 bはバスターのb、ないしビートダウンのb。
 なお、相手がダメージを受けた時に\d_optで戦闘不能を得た場合も、仕様上発動します
 一方、自分がダメージを受け\d_opt[spike,a,b,n]で攻撃側のバトラーを戦闘不能にした場合は、発動しません

\b_opt[hpheal,n]
 ZZZ = hpheal のモードです。
 攻撃の結果、相手が戦闘不能になったなら、自分のHPを最大値の n [%] だけ回復します。
 負の数を指定するとダメージを受けます。

\b_opt[mpheal,n]
 ZZZ = mpheal のモードです。
 攻撃の結果、相手が戦闘不能になったなら、自分のMPを最大値の n [%] だけ回復します。
 負の数を指定するとMPは減少します。

\b_opt[state,n]
 ZZZ = state のモードです。
 攻撃の結果、相手が戦闘不能になったなら、指定したIDのステートを得ます
 負の数を指定すると、そのIDのステートを解除します

\b_opt[gstate,n]
 ZZZ = gstate のモードです。
 攻撃の結果、相手が戦闘不能になったなら、その相手に指定したIDのステートを与えます。
 「その敵の落とすゴールドを増やす」ようなステートを付与する場合に使います。



<併用・再定義に関する情報>

併用で競合が起きうるスクリプト

 結構色々なところで書き換えていますが、特に大きいのはGame_Battlerの「def execute_damage」。ここを書き換えるスクリプトを同時に導入する場合、このスクリプトを下に置けば想定通りの動きをすると思います。